Windows10へVagrantをインストールしてみた
仮想マシンを簡単に扱えるようになるソフトウェア「Vagrant」をWindows10にインストールします。
仮想マシン?Vagrant?
仮想マシン
仮想マシンとは、WindowsやMacなどのPCの中で、仮想的に動いている別のコンピュータです。
平たく言えば「PCの中にPCが立ち上がっている状態」です。
Vagrant
仮想マシンを立てる方法はいくつかあります。(VirtualBox・VMWareなど)
その中で、今回使用するのはVagrantというものです。
実はVagrantはVirtualBoxやVMWareなどを代理で操作してくれるソフトウエアです。
VirtualBoxやVMWareで仮想マシンを立ち上げる時は、使いたいOSの手動インストールから始めます。
しかし、Vagrantを使うことで、OSのインストールや(設定ファイルを用意すれば)環境構築を自動で行うことができます。お茶を飲んでいれば終わります。(手動インストールだったらお茶なんか飲んでられない!!)
では、Vagrantをインストールしていきます。
PCの設定変更
- CPUの仮想化機能(VT)の有効化
UEFI / BIOS 設定画面を開き、VTを有効にします。(機種により設定画面が異なりますのでお調べください)
UEFI / BIOS 設定画面の開き方はこちらを参照
参考URL:Windows 10でBIOS/UEFIセットアップ画面を確実に開く方法:Tech TIPS - @IT - Hyper-Vの無効化
設定方法はこちらを参照
参考URL: Windows 10へVagrantをインストール
VirtualBoxのインストール
- ダウンロードページ:Downloads – Oracle VM VirtualBoxからVirtualBoxをダウンロードしてインストールします。(赤い○の部分の1と2両方)
Vagrantのインストール
- ダウンロードページ:Download - Vagrant by HashiCorpからダウンロードしてインストールします。(赤い○の部分)
ダウンロード後のインストール手順はこちらを参照
参考URL: Vagrant をWindowsにインストールする手順 | WEB ARCH LABO - インストール後の確認
インストールが完了したら、コマンドプロンプトを開き次のコマンドを打ってみてください。インストールしたVagrantのバージョンが表示されればインストール完了です。
> vagrant -v
動作確認
仮想マシンを構築するフォルダを作成します。
> mkdir vagrant-test
作成したフォルダに移動します。
> cd vagrant-test
Vagrantfileを作成します。以下のコマンドを実行するとメモ帳が出てくるので、メモ帳を使ってVagrantfileの中身を記述します。中身が記述できたら、保存してメモ帳を終了します。
> notepad.exe Vagrantfile
Vagrantfileの中身
Vagrant.configure("2") do |config| config.vm.box = "bento/centos-7.4" config.vm.network "private_network", ip: "192.168.44.1" end
仮想マシンを構築します。時間がかかるのでお茶でも飲んでてください。
> vagrant up
構築が終了したら、構築した仮想マシンにログインしてみます。
> vagrant ssh
以下のように表示が変われば構築&ログイン成功です。
[vagrant@localhost ~]$
最後に
今回、Windows10へインストールしてきましたがWindowsの設定変更がいくつかあり正直、面倒です。
しかしMacならソフトをインストールするだけらしいです。(早くMac欲しいな。。。)
ソフトのダウンロードや仮想マシンの構築にはそれなりに時間がかかる(回線による)ので気長に待ちましょう。お茶でも飲みながら。
プログラマーへの道、一歩目はVagrantのインストールでした。
初心者には大変な部分もありましたが、これからも勉強を重ね頑張っていきます!